たまにはルールの話でも

kisitti >「《機械の行進》が場にある状態で《五元のプリズム》を出すと4/4クリーチャーとして場に出る」という裁定をコリン・ジャクソンがしたらしいのですが、コレそのままGOしちゃっていいんですかね?


みやけん >そのままGoしてください


kisitti >驚愕の事実(;´Д`)

烈日(フィフス・ドーン FAQ より抜粋)


 「烈日/Sunburst」能力は、呪文や能力の解決時に適用される。烈日に関する公式ルール(総合ルールより)は以下の通り。

502.37. 烈日


502.37a 烈日は、呪文の解決時に機能する常在型能力を表す。「烈日/Sunburst」は、「この呪文がクリーチャー呪文である場合、それは、それのコストのために支払われたマナの色1色につき1個の+1/+1カウンターが置かれた状態で場に出る。この呪文がクリーチャーでない呪文である場合、それは、それのコストのために支払われたマナの色1色につき1個の蓄積カウンターが置かれた状態で場に出る。」を意味する。
502.37b 烈日は、呪文の解決時にのみ、1色以上の色マナがそれのコストに支払われた時にのみ適用される。追加コストや代用コストで支払われたマナも適用される。

カウンターのタイプは、呪文がクリーチャーかクリーチャーでない呪文かに依存し、呪文の結果として場に出るパーマネントがクリーチャーであるかクリーチャーでないかに依存しない。ミラディンの《機械の行進/March of the Machines》が場に出ていても、烈日を持つクリーチャーでないアーティファクト呪文は蓄積カウンターを置いた状態で場に出る。

ん?コレを見る限りでは間違っているようだが…

烈日とコピー・カードの扱いについて(2004年6月裁定 より抜粋)
 《彫り込み鋼/Sculpting Steel》[MRD]と烈日能力を持ったアーティファクトの相互作用を明確化するために、ルールチームは烈日のルールを改正する。《彫り込み鋼》が烈日能力を持ったアーティファクト・クリーチャーをコピーした場合、そのコピーは《彫り込み鋼》の合計コストを支払うのに使ったマナの色の数の +1/+1 カウンターを得る。クリーチャーでないアーティファクトをコピーした場合、そのコピーは《彫り込み鋼》の合計コストを支払うのに使ったマナの色の数の蓄積カウンターを得る。新しいルールは以下の通り。

502.37. 烈日


502.37a 烈日は、オブジェクトがスタックから場に出る際に機能する常在型能力である。「烈日/Sunburst」は、「スタックから場に出るこのパーマネントがクリーチャーである場合、それは、それのコストのために支払われたマナの色1色につき1個の+1/+1カウンターが置かれた状態で場に出る。スタックから場に出るこのパーマネントがクリーチャーでない場合、それは、それのコストのために支払われたマナの色1色につき1個の蓄積カウンターが置かれた状態で場に出る。」を意味する。

ほう?


┐(´ー`)┌ 正直お手上げか〜?

(某所での某氏の教示)
「〜で場に出る/come into play with/as 〜」や「〜が場に出るに際し/As 〜 comes into play」といった効果は置換効果として処理されますので、「場に出る」代わりに「〜で場に出る」ことになります。
 一方、通常の継続的効果は場にあるオブジェクトにだけ影響を及ぼします。従って、適用されるのは「場に出る」よりも後です。
 場に出終わった時点では既に適用されているので、誘発型能力のチェックは継続的効果の適用後ということになります。
 スタックから場へと動かすイベントが烈日で変更され、一方でスタックから場に出る「途中」で継続的効果が適用される、と考えれば、イメージとしては捉えやすいかもしれません。

ん〜、判ったような判らんような?


ともかく結論としては、現行のルールでは
《機械の行進》が場に出ている場合、烈日を持つクリーチャーでないアーティファクト呪文は、それのコストのために支払われたマナの色1色につき1個の+1/+1カウンターが置かれた状態で場に出る。
が正解となります。


ちなみに上記の某氏曰く
「FAQはプレリ裁定集ってなことにして、終了後はお蔵入りってことにした方が健全かも」
だそう。諸兄もそんな感じでよろしく。