( ´_ゝ`)フーン

当然の如く禁止カードについてなのです。


個人的には意外かつ呆れた結果となってしまいました。


ミラディンブロックのデザインの主軸のひとつである、アーティファクトランドを全面的に禁止とすることは、欠陥商品を創り出してしまったことを自ら認めたようなものではないですか。アーティファクトランドは、トーナメントにおけるカードやデッキのヒエラルキーとは別の世界でマジックを楽しむ人々にも好意的に受け止められていたので、彼らをも巻き込んでしまう悲しい措置となってしまいました。


彼らを失望さえないためにも、スタンダードもヴィンテージと同じく制限カードで事を済ませることは出来なかったのでしょうか?例えば今回禁止リスト入りしたカード群を代わりに制限としたところで、親和デッキを死滅させるのに何か不都合があるのでしょうか?R&Dはつまらないプライドや過去の慣例にとらわれすぎているのではないでしょうか?


そして悪いことにこの措置は遅過ぎました。親和デッキを潰すのならば、神河ブロックがトーナメントリーガルになった直後には決断すべきであったと思います。国別選手権予選の前であるこの時期に手がつけられたのは、不幸中の幸いと言うべきかもしれませんが、そもそもその不幸を作り出したのは他でもない作り手側なのですから、同情の余地は全くありませんし、「…もしや店頭在庫が出来るだけ捌けてからにした?」などとフクイ的な穿った考えさえ頭をよぎってしまいます。


それがマジックのルールじゃん、それが嫌な奴はマジック止めたらいいじゃん、という意見を散見します。残念ながらその考えには賛同出来かねます。ある商品にお金を落としたカスタマーには、その商品の欠陥についてメーカーを弾劾する権利を有します。文句を言うのと続ける/止めるは全く関係ないです。むしろ私は禁止カードが出るたび、メーカーの耳に入るレベルまで騒ぎ立てた方がいいと考えています。何度も同じ過ちを繰り返さないように、という反省が足りないように思えてなりません。


禁止カードを出すというのは安易に行うべきではないです。もちろん私が言うまでもなくWoCもそのくらいは百も承知でしょうし、おそらくは相当な議論を重ねた上での禁止指定だったと思いますが、今回はどうしても「安易」な印象が拭えないのは私だけでしょうか?


なお嬉しいニュースとして、スターターレベルのセット(ポータル、ポータル・セカンドエイジ、ポータル三国志、スターター、スターター2000)がヴィンテージとレガシーで使用可能となることも併せてアナウンスされました。これは面白いんじゃないでしょうか?九州だとGPTのサイドイベント程度の扱いにはなるとは思いますが、いつかレガシーのトーナメントをやってみたいですね。